
福来三光松、プロテア、菊いろいろ、アルストロメリア、千両、銀柳
今年は穏やかな元旦を過ごすことができ、家族の健康と平和な時間をもてることに心から感謝します。
AIの進化と共に、人間の生み出すものや事の価値を考えざるを得ない時代。
世の中の大きな流れと傍観せず、自分自身が何者なのかをあらためて問う時代なんだと思う。
chatGPTを適切に使うことは、自分の進化の一助となることは確かで
ヘタにモヤモヤしたり、ウオサオするよりも合理的に問題解決の糸口が見える。
そして、そこで生まれた余白をどう生かすのか。自分次第なわけですが。
2025年は「9」という一つのサイクルが終わる年。
数字から見える世界は、なかなかな厳しさと、
そこから広がる現実は非常に明確で、
ある意味気持ちがいいほど潔いものなのだとも想像する。
「終わる」というのはそれなりに覚悟がいることであるし、
難しく考えるほどわからないことだったりもする。
やりたい事を考える時、理想通りにいかないことはいくつもあって
やりたいこと、というと始まり感があるのだけど、
やりたいことがイメージ通りに進まない時にブレーキになってしまうであろうことを想像してみる
すると、終わらせる、手放すものが、なんとなくクリアになってくる。
何も終わらせるものがない、と思っても、やっぱりある。
「9」は厳しい数字だけど、その先に進みたいと心から願う人にとっては大事な時間だと気づかせてくれる。
個人的には「7」の年。
オーラの数字であり、あらゆる「スペース」の数字でもある。
ここをきっちり整えて、良い2025年をダッシュしたいと思う。

2024年Colla:J コラージ12月号に書いたもの話。
私の人生での大きな発見について。
人は10歳くらいでパーソナリティが確立してくる、というのは母からの教えでもあるけれど
実際に私にとっても10歳というのは、大事な時間だったのだと、
オトナになった今、あらためて思う。
母が心理学の専門学校で講師をしていた時のこと。
あるとき、母が生徒さんたちのレポート答案を採点していた。
人の答案なんて読んではいけないだろうとは思いつつ、
どうしても読んでみたくなり、それらのレポートを読んでもいいか聞いてみたのだ。
母はあっさり「いいわよ」と。
10歳の私にとって、読めない漢字もあるし、字もきれいなものから読めないようなものまでいろいろ。
それでも何枚も読んでいくうちに、ある事柄が書かれていることがわかってきた。
ある事例についての考察が書かれていたのだと思う。
その中でだんだんと気が付き、気になることが出てきた。
私は、「人が人に寄りかかっていて、その寄りかかっているのが寄りかかりすぎていて、それでその人達には何か問題が起こっているんだよね? これは大人の言葉で何て言うの?」と、母に質問した。
そして、母からの回答は、「いぞん、っていうのよね」と、短いものだった。
子どもながらにモヤモヤしていた事がそんなに短い言葉で表現されるのかと、大人の言葉を知った感動があった。
そして、大人の世界では短い言葉に多くの意味が含まれていて、子どもの私の思考の中に広がっていた景色をさらっと諭してもらったような、なんだかひとつオトナになった気分。
頭のどこかがパッと開いたような感覚があった。
そして「いぞん」というのは大きくなると、人に問題を起こすものなのだということを、小学生なりではあったけれどなんとなく理解し腹落ちした。
この言葉との出逢いは、私が「人」について興味を持つきっかけだったと思う。
自分の外側の世界では想像もしないような事柄がたくさんあり、問題が起こるのにはそれ相応の“理由”があるのだと、子どもながらにとてつもなく大きなことを知った感覚だった。
互いに頼り合う関係はごく自然なことのように思う。
ただ良好な関係のためには「いぞん」が大きくなってしまうと難しくなる。
そのためには…と、10歳の私にとって大きな発見をしたものだと、年齢を重ねるごとにそのときの体験がおもしろい記憶となって時々思い出す。
レポートを読んでしまったのは良くなかったと思うけれど、35年以上前の出来事ということで、時効になるかと思っている。

5月は「4」のエネルギーが流れます。
「4」はニュートラルマインドの数字。
プラスもマイナスも両方を見るマインド、秩序のある世界、慈しみの心を表します。
4月の新年度の賑やかさ、春のウキウキした気持ちからは一転、落ち着いた空気が漂う5月。
浮かれた気持ちは一時を過ぎ、静かに、たんたんと進んでいくイメージです。
「4」は思考する数字。
ものごとを冷静に受け止め、少し引いた目線で考えます。
散らかった発想や考えを順序だてて整理し、論理的に理解し、次の計画へと整えていきます。
冷静で論理的な「4」ではありますが、「考えすぎない」ということは大切なポイント。
考えることにハマってしまうが故の頑固傾向があるのも「4」の性質です。
考えても答えや結果に結びつかないときには、いったんその場を離れ俯瞰してみます。
また、思考が堂々巡りになっていたら、それは「4」の暴走。頭の中だけでは解決できないことかもしれません。頭の中の余白がなくならないように、コップのお水が溢れそうになったら、こぼれる前に別のコップに移す。インプットし過ぎたらアウトプットすること、を意識することで冷静さを取り戻せます。
もしも、他人をジャッジしそうになったら、気持ちも立ち位置も、そこから一歩引いてみる。
感情に任せず、ひと呼吸おいて、少し大きな視点でその状況を眺めてみるのが良い時です。