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大吉朋子 ブログDesigns854
2025.04.19

きげんよくいることのメリット

ふだん行く時間と違う時間帯に出かけると、いつもと違う光景が広がる。

近所のスーパーへ買い物に行く時のこと。
だいたい夕方、暗くなってから行くことが多いと、近所の学生さんや会社帰りの人が多い。
日中となると、その様子はまったく異なり、家族の背景を色濃くした人、高齢の方が断然多い。

その昼間の出来事。
最後の袋づめの場所で、おおげさではなく毎回違う人だけど、同じ行動をする人を見る。
ものすごい量の買い物をしているのだが、袋詰めをする台を占拠するがごとく、周りのことなど一斉気にすることなく作業をしている。
少し眺めてみても、こちらの視線に気づいているのかもしれないが、気にする様子なく、この場所は今は私(俺)のもの、と言わんばかりに袋詰めをしている。

何を考えながら、大量のものを袋詰めしているんだろうと想像を膨らませてしまう。
独りだけの場所ではないことは明らかでも、ゆずれない何かの思いに駆られているのか。
そして、なんとなく不機嫌そうに袋詰めをしているのも共通で、その気持ちがそのたたずまいに現れている。

機嫌よくいること、どんな場所でも大事だと、つくづく思う。”いい人” でいる必要はないかもしれないが、不機嫌をあらわにする必要はないような。よほど自分の安全が保てないことがあれば別だが。

きげんよくいることのメリットはとても大きい。
笑顔も同じ。
心がそう向かないときだってある、それでも少し上を向いたり、挨拶の声のトーンをひとつ高く意識することで、周りが受ける印象も違うし、何よりも自分自身の心持が驚くほど変化する。

無理やりでも、挨拶ひとつでも、自分をほどほどにきげんよく維持できるワザをもっているといいのになと、スーパーからの帰り道、しみじみ思った。

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